信頼できる人に成年後見人をお願いしたい。

私は現在75歳で、最近だんだん物忘れがひどくなってきました。将来的に私が認知症になった場合に、後見人にお世話になることになると思いますが、後見人制度では、誰が成年後見人となるか分からず、資産の額がそれなりにある私の場合は、弁護士や司法書士などの親族以外の第三者が選任されることもあると聞き心配しています。私が認知症になった場合、私の信頼のできる方に成年後見人になって欲しいのですが、何かよい方法はありますか?

任意後見制度を利用することにより、自分の信頼のできる人を後見人と指定することができます。これに併せて、民事信託の活用や遺言書の作成など生前対策をしておくほうがよいでしょう。

法定後見制度を利用して、後見人を選任する場合、ある程度資産のある方については、弁護士や司法書士などの第三者が後見人として就任する可能性があります。

後見人がついた後、本人の財産は、本人のためにしか処分することができなくなるため、資産額が多い方でも、原則として、親族のために資産を処分することができなくなってしまいます。また、第三者が後見人となった場合は、後見人の報酬が発生します。

任意後見制度を利用すれば、生前に信頼のできる人を後見人として指定できますから、第三者が後見人になることはありません。

また、任意後見契約の中で、財産の処分について、後見人に対し権限を定めておけば、家庭裁判所の許可を要することなく財産の処分も可能となります。しかし、その場合でも、後見人は任意後見監督人の監督の下、後見業務を行わなければなりませんので、合理的な理由のない財産の処分は問題視される可能性もありますので、後見人の判断で完全に自由に処分するというわけにもいきません。ちなみに、後見監督人の報酬は発生します。

そこで、自分が認知症になった後に、信頼できる家族に自分の財産の管理運用を自由に任せたいという要望があるのであれば、任意後見制度と『民事信託』を併用し、家族に完全に資産運用管理を任せたい財産については、認知症となる前に信託するという方法もあります。

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