遺言と遺産分割の関係

こんな時どうなるの?遺言と遺産分割の関係

よくドラマ等で被相続人の遺品を整理してたら偶然遺言を見つけた・・・。

というシーンを見ることがあると思います。

遺言書を書いていることを秘密にしている方は多いようで、発見が遅れてしまい、遺産分割協議をした後に遺言書が見つかることもあるようです。

遺産分割協議で話がまとまった後に遺言書が見つかり、遺産分割協議の内容と遺言書の内容に不一致がある場合どうなるのでしょうか?

(1)財産を遺贈する旨の遺言があった

①包括遺贈の場合

単独包括遺贈→分割する対象の遺産がそもそも存在しない事になるため、遺産分割協議自体が無効となります。

相続人外への割合的包括遺贈→遺産分割協議の当事者が全員参加していないことになる為に無効となります。

②特定遺贈

特定遺贈された遺産は分割対象ではない為その限度で無効又は全体が無効となります。

(2)相続分の指定、遺産分割方法の指定、遺産分割の禁止する旨の遺言があった

これらの場合、分割当事者が、「この様な遺言がある事を知っていれば当初の様な分割協議をしなかった」と考えられる場合は錯誤無効になると考えられています。

(3)認知する旨の遺言があった

この場合、民法910条の類推適用により、遺産分割は無効とならず、被認知者は価格賠償の請求が出来るに過ぎないとする説が有力です。

なお、相続人全員が合意して遺産分割協議をおこなう事自体は禁止されている

ものではありません。

この様に、遺言書が後から見つかると遺産分割協議の無効になってしまうケースがあり、相続人に迷惑を与えてしまいます。

せっかく、相続人のために精根込めて書いた遺言書が相続人に迷惑を掛けてしまうようでは本末転倒です。

できるだけ遺言書の存在は相続人に伝えておいた方が良いでしょう。

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